2022年度 春季コース(第1期 インテンシブコース)
スマートシティの構築には、政策立案やコーディネートを行うジェネラリスト型人材、プロジェクトの企画・推進や運営を担うプラクティショナー型人材の両方が必要となります。本スクールでは、今後、それぞれの人材育成を目的としたコースの開設を予定していますが、第1期となる「インテンシブコース」は双方を視野に入れた集中的なコースとし開講いたします。
受講期間
2022年4月から6月
授業のタイプ
本コースは以下の講義、ラウンドテーブル討論、現地視察・技術体験、グループワーク演習から構成されます。全41コマを実施し、受講生は、すべてのコマに参加して頂きます。
講義
スマートシティの考え方や方法・技術に係る1コマ90分の講義。都市・地域のDXやスマートシティの担い手として修得することが求められる教養に係る講義や関連する専門分野の講義で構成しています。一つの講義は前半に講師の専門分野に関する座学、後半には受講生による質疑を含めた意見交換を行います。原則、木曜日もしくは金曜日の夕刻に2コマを実施。一部の講義は、技術体験や演習とあわせて土曜日に行います。
ラウンドテーブル討論
「スマートシティとは」、「DXとは」、「未来の交通とは」、など都市・地域のDXと次世代のスマートシティを考える上で重要なテーマについて、複数講師によるクロストークと受講者も参加した意見交換を行います。原則、木曜日もしくは金曜日の講義の時間に開講。
現地視察・技術体験
スマートシティの先進事例である千葉県柏市「柏の葉スマートシティ」の現地視察を行うほか、東京大学柏キャンパスの研究室を訪問し、研究担当者による解説とともに先端技術開発の現場を体験して頂きます。土曜日午後に開講。
グループワーク演習
都市・地域の将来構想やスマートシティ実行計画の立案に係る演習をグループ作業として取組んで頂き、その成果を講評会にて発表し、作業を通じた構想力と立案に係るスキルの修得を目指して頂きます。土曜日午後(一部の週は日曜日も含む)に開講。
授業実施日時と会場
木曜日または金曜日
(10回)
17:00~20:10(2コマ)
一限 17:00~18:30
二限 18:40~20:10
【会場】
東京大学本郷キャンパスのダイワユビキタス学術研究館(春日門前)
土曜日
(6回)
13:00~17:50(3コマ)
一限 13:00~14:30
二限 14:40~16:10
三限 16:20~17:50
【会場】
東京大学柏キャンパスの施設。但し、最終の土曜日は本郷キャンパスのダイワユビキタス学術研究館
日曜日
(1回)
9:00~15:00(4コマ)
※土・日曜日の1泊2日宿泊付きの演習
【会場】
柏の葉
※ 5月14日~15日は宿泊付きの集中実習を柏の葉で行います。14日13時に現地集合、15日15時に現地解散を予定しています(土曜3コマ、日曜3コマ相当)。
※ 都合により一部の実施日時や授業タイプを変更する可能性があります。
スクール長・都市計画
出口 敦
東京大学大学院新領域創成科学研究科 研究科長・教授
建築デザイン
隈 研吾
建築家/東京大学 特別教授・名誉教授
センシング
割澤 伸一
東京大学大学院新領域創成科学研究科 教授
VR
篠田 裕之
東京大学大学院新領域創成科学研究科 教授
都市政策
栗田 卓也
東京大学大学院新領域創成科学研究科 特任教授
都市交通計画
中村 文彦
東京大学大学院新領域創成科学研究科 特任教授
人工知能
松尾 豊
東京大学大学院工学系研究科 教授
情報ネットワーク
森川 博之
東京大学大学院工学系研究科 教授
エネルギーシステム分析
松橋 隆治
東京大学大学院工学系研究科教授
計算機システム
中村 宏
東京大学大学院情報理工学系研究科 教授
教育DX
山内 祐平
東京大学大学院情報学環 学環長・教授
都市OS
越塚 登
東京大学大学院情報学環 教授
経済政策
大橋 弘
東京大学公共政策大学院 教授
社会受容性
唐沢 かおり
東京大学大学院人文社会系研究科 教授
自動運転
須田 義大
東京大学生産技術研究所 教授
道路交通システム
大口 敬
東京大学生産技術研究所 教授
都市防災
加藤 孝明
東京大学生産技術研究所 教授、社会科学研究所 特任教授
コミュニティ
小泉 秀樹
東京大学先端科学技術研究センター 教授
海外都市計画
吉村 有司
東京大学先端科学技術研究センター 特任准教授
SDGs
石井 菜穂子
東京大学 理事、未来ビジョン研究センター 教授、グローバル・コモンズ・センター ダイレクター
データガバナンス
渡部 俊也
東京大学 執行役・副学長、未来ビジョン研究センター 教授
デジタルアーキテクチャ
西山 圭太
東京大学未来ビジョン研究センター 客員教授
ジェロントロジー
飯島 勝矢
東京大学高齢社会総合研究機構 機構長、未来ビジョン研究センター 教授
地方自治
森 雅志
富山大学 客員教授/㈱日本政策投資銀行 特任顧問/前・富山市長
海外都市交通計画
牧村 和彦
一般財団法人計量計画研究所 理事/筑波大学 客員教授/神戸大学 客員教授
フランス都市政策
ヴァンソン 藤井 由実
FUJII Intercultural 代表(在フランス)
都市デザイン
三牧 浩也
東京大学大学院新領域創成科学研究科 特任研究員/柏の葉アーバンデザインセンター 副センター長
土木デザイン
尾﨑 信
東京大学大学院新領域創成科学研究科 特任研究員
本コースの申し込みは終了しています
受講申込手続きと受講料
・受講希望者の方は下記の要領でお申し込みください。申込書類による選考を行います。
・すべての受講希望者は、個人での手続きが必要です。
・企業から参加する場合は、選考後に企業と東京大学間の受講契約の締結が必要です。
募集期間
2022年2月14日(月)~2022年2月25日(金)(必着)
定員
20名
受講料
100万円/人(税込)(宿泊付き実習の宿泊費(一泊分)を含みます)
申込書類
① 受講申込書(書式をダウンロードするか、連絡Eメールアドレス宛にご請求ください)
② 志望動機説明書(書式任意A4サイズ1枚片面以内、PDFファイル)
③ 企業等に所属する申込者は、所属組織の上司等の推薦状1通(書式をダウンロードするか、連絡先Eメールアドレス宛にご請求ください)
申込方法
募集期間内に、本スクールの連絡先Eメールアドレス宛に申込書類①~③を添付ファイルとしてEメールにてお申し込みください。
選考結果通知
運営委員会による書類選考の後に、2022年3月1日(予定)までに通知します。
想定される受講生像
10~20年程度の実務経験を有し、スマートシティの関連分野やまちづくりに高い関心と問題意識を持つ方。特に、新たな事業の構想や支援、あるいは、起業やビジネスモデルの創出を通じて、DXに貢献していきたいとの意欲と展望をお持ちの方の受講を歓迎します。
受講の条件
大学学部卒業相当の学力を有することを条件とします。
修了証書
コース修了生には修了証書を授与します(学位記ではありません)。
留意事項
- 本コースの実施にあたっては、東京大学の定める新型コロナウイルス感染防止のための活動制限指針等に基づいた対応をいたします。
- 本コースでは、受講生の方々は会場にて対面で受講することを前提とします。但し、新型コロナウイルス感染症等の状況により、やむを得ずカリキュラムの一部あるいは全部をオンライン受講に変更する可能性があります。
- 受講契約後はキャンセルを受け付けません。上述2の変更を理由とした受講キャンセルについては、2022年3月末日まで受け付けますが、それ以外のキャンセルは受け付けないことを予めご了承ください。
- 主催者側の都合により、一部の開講日時、開講場所、カリキュラムの内容、講義の内容、等が変更になる可能性があります。
- 受講料は納付期限(選考結果と共に通知します)までに納付頂くようお願いいたします。期限までに納付いただけない場合、受講できないことがあります。
連絡先
東京大学大学院新領域創成科学研究科 スマートシティスクール事務局
〒277-8561 千葉県柏市柏の葉5-1-5
メールアドレス:smartcityschool[at]edu.k.u-tokyo.ac.jp (※[at]を@に代えて送信ください)
受講生専用ページです。受講に関するお知らせなど御覧ください。