2023年度 春季コース(第3期)
スマートシティの構築には、政策立案やコーディネートを行うジェネラリスト型人材、プロジェクトの企画・推進や運営を担うプラクティショナー型人材の両方が必要となります。本スクールはその双方を視野に入れ、現状を俯瞰的に捉えて見直す思考とデジタル技術やデータ活用により転換する方策を企画する力、スマートシティの実現に資する先端的な要素技術とその社会実装の方法に係る知識、都市・地域の課題を読み解いた上でデジタル技術やデータ活用による将来ビジョンを構想する力 の習得につながるカリキュラムを提供します。
受講期間
2023年4月から2023年7月
授業のタイプ
スマートシティスクール(第3期)2023年度春季コースは、以下の講義、ラウンドテーブル討論、現地視察・技術体験、グループワーク演習から構成されます。
講義
スマートシティの考え方や方法・技術に係る1コマ90分の講義。都市・地域のDXやスマートシティの担い手として修得することが求められる教養に係る講義や関連する専門分野の講義で構成しています。一つの講義は前半に講師の専門分野に関する座学、後半には受講生による質疑を含めた意見交換を行います。
ラウンドテーブル討論
「デジタルガバナンスとは」、「未来の交通とは」など都市・地域のDXと次世代のスマートシティを考える上で重要なテーマについて、複数講師によるクロストークと受講者も参加した意見交換を行います。
現地視察・技術体験
千葉県柏市「柏の葉スマートシティ」をはじめとするスマートシティの先進地の現地視察を行うほか、東京大学柏キャンパスの研究室を訪問し、研究担当者による解説とともに先端技術開発の現場を体験して頂きます。
グループワーク演習
4名程度のグループを組み、具体的な都市・地区を対象にスマートシティの実施計画を作り上げる実践的な演習です。土曜日を中心に、期間を通じて数週間おきに発表・講評を行いながら提案を練り上げて頂きます。
科目構成
授業実施日時と会場
木曜日または金曜日
(全15回)
17:00~20:10(2コマ)
一限 17:00~18:30
二限 18:40~20:10
【会場】
東京大学八重洲アカデミックコモンズ
土曜日
(月2回程度)
13:00~17:50(3コマ)
一限 13:00~14:30
二限 14:40~16:10
三限 16:20~17:50
※一部午前に行う日があります。
【会場】
東京大学八重洲アカデミックコモンズ、柏キャンパス、本郷キャンパス
※授業の内容によって会場を設定します。
日曜日
(全2回)
※土・日曜日の1泊2日宿泊付きの視察・演習を2回行います。
【会場】
柏の葉及び地方都市において、宿泊を伴う現地視察を実施します。
※以下は現時点で予定している講師陣ですが、一部変更の可能性があります。
スクール長・都市計画
出口 敦
東京大学大学院新領域創成科学研究科 教授
建築デザイン
隈 研吾
建築家/東京大学 特別教授・名誉教授
センシング
割澤 伸一
東京大学大学院新領域創成科学研究科 教授
VR
篠田 裕之
東京大学大学院新領域創成科学研究科 教授
資源循環
伊藤 耕三
東京大学大学院新領域創成科学研究科 教授
ゲノム科学
鈴木 穣
東京大学大学院新領域創成科学研究科 教授
都市政策
栗田 卓也
東京大学大学院新領域創成科学研究科 特任教授
都市交通計画
中村 文彦
東京大学大学院新領域創成科学研究科 特任教授
System Design and Management
Bryan R . Moser
東京大学大学院新領域創成科学研究科 特任准教授
Academic Director and Sr. Lecturer, SDM /Assoc. Director, Strategic Engineering Research Group, MIT
人工知能
松尾 豊
東京大学大学院工学系研究科 教授
デジタル
森川 博之
東京大学大学院工学系研究科 教授
エネルギーシステム分析
松橋 隆治
東京大学大学院工学系研究科 教授
インフラ管理
石田 哲也
東京大学大学院工学系研究科 教授
計算機システム
中村 宏
東京大学大学院情報理工学系研究科 教授
教育DX
山内 祐平
東京大学大学院情報学環 学環長・教授
都市OS
越塚 登
東京大学大学院情報学環 教授
メタバース
暦本 純一
東京大学大学院情報学環 教授
社会受容性
唐沢 かおり
東京大学大学院人文社会系研究科 教授
経済政策
大橋 弘
東京大学 副学長、大学院経済学研究科 教授、公共政策大学院 教授
都市経済
佐藤 泰裕
東京大学大学院経済学研究科 教授
自動運転
須田 義大
東京大学生産技術研究所 教授
道路交通システム
大口 敬
東京大学生産技術研究所 教授
都市防災
加藤 孝明
東京大学生産技術研究所 教授、社会科学研究所 特任教授
まちづくり
小泉 秀樹
東京大学先端科学技術研究センター 教授
障害・インクルージョン
熊谷 晋一郎
東京大学先端科学技術研究センター 准教授
海外都市計画
吉村 有司
東京大学先端科学技術研究センター 特任准教授
データガバナンス
渡部 俊也
東京大学 執行役・副学長、未来ビジョン研究センター 教授
デジタルアーキテクチャ
西山 圭太
東京大学未来ビジョン研究センター 客員教授
ヘルスケア・ジェロントロジー
飯島 勝矢
東京大学高齢社会総合研究機構 機構長、未来ビジョン研究センター 教授
ゲノム情報学
井元 清哉
東京大学医科学研究所 附属ヒトゲノム解析センター 教授
空間情報
柴崎 亮介
東京大学空間情報科学研究センター 教授
地方自治
森 雅志
富山大学 客員教授/京都大学 非常勤講師/前・富山市長
デジタル都市建築デザイン
山梨 和彦
株式会社日建設計 CDO常務執行役員・チーフデザインオフィサー
海外都市交通計画
牧村 和彦
一般財団法人計量計画研究所 理事/筑波大学 客員教授/神戸大学 客員教授
フランス都市政策
ヴァンソン 藤井 由実
FUJII Intercultural 代表(在フランス)
Behavior and Mobility
Jinhua Zhao
Faculty Director, Mobility Initiative, MIT
都市デザイン
三牧 浩也
東京大学大学院新領域創成科学研究科 特任研究員/柏の葉アーバンデザインセンター 副センター長
土木デザイン
尾﨑 信
東京大学大学院新領域創成科学研究科 特任研究員
※募集は修了しました
受講申込手続きと受講料
・受講希望者の方は下記の要領でお申し込みください。申込書類による選考を行います。
・すべての受講希望者は、個人での手続きが必要です。
・企業から参加する場合は、選考後に企業と東京大学間の受講契約の締結が必要です。
募集期間
2023年1月10日(火)~2023年2月17日(金)(必着)
定員
20名
受講料
200万円/人(税込)
※宿泊付き現地視察の宿泊費を含みます。
※国、地方自治体からの受講生および個人事業主等の受講生については受講料の減免制度を適用できる可能性があります。事前にお問い合わせの上、希望する場合は受講申込書の該当欄にご記入ください。
申込書類
① 受講申込書(書式をダウンロードするか、連絡先Eメールアドレス宛にご請求ください)
② 志望動機説明書(書式任意A4サイズ1枚片面以内、PDFファイル)
③ 企業等に所属する申込者は、所属組織の上司等の推薦状1通(別紙書式をダウンロードするか、連絡先Eメールアドレス宛にご請求ください)
申込方法
募集期間内に、本スクールの連絡先Eメールアドレス宛に申込書類①~③を添付ファイルとしてEメールにてお申し込みください。
選考方法
プログラム運営委員会による書類選考
選考結果通知
2023年2月24日(予定)
想定される受講生像
10~20年程度の実務経験を有し、スマートシティの関連分野やまちづくりに高い関心と問題意識を持つ方。特に、新たな事業の構想や支援、あるいは、起業やビジネスモデルの創出を通じて、DXに貢献していきたいとの意欲と展望をお持ちの方の受講を歓迎します。
受講の条件
大学学部卒業相当の学力を有することを条件とします。
修了証書
開講日に提示する修了条件を満たしたコース修了生には修了証書を授与します(学位記ではありません)。
留意事項
- 本スクールの実施にあたっては、東京大学の定める新型コロナウイルス感染防止のための活動制限指針等に基づいた対応をいたします。
- 本スクールでは、受講生の方々は会場にて対面で受講することを前提とします。但し、新型コロナウイルス感染症等の状況により、やむを得ずカリキュラムの一部あるいは全部をオンライン受講に変更する可能性があります。
- 受講契約後はキャンセルを受け付けません。上述2の変更を理由とした受講キャンセルについては、2023年3月末日まで受け付けますが、それ以外のキャンセルは受け付けないことを予めご了承ください。
- 主催者側の都合により、一部の開講日時、開講場所、カリキュラムの内容、講義の内容、等が変更になる可能性があります。
- 受講料は納付期限(選考結果と共に通知)までに納付頂くようお願いいたします。期限までに納付いただけない場合、受講できないことがあります。
連絡先
東京大学大学院新領域創成科学研究科 スマートシティスクール事務局
〒277-8561 千葉県柏市柏の葉5-1-5
メールアドレス:smartcityschool[at]edu.k.u-tokyo.ac.jp (※[at]を@に代えて送信ください)
受講生専用ページです。受講に関するお知らせなど御覧ください。